2024年8月31日に食の交流拠点「るるるる」でスポーツをテーマに、こがのばトークが開催されました!メジャーなスポーツからマイナースポーツまで、いろいろな経験をされた7名の登壇者による話がありました!
本記事では、イベントの様子がわかるレポートとなっています。「古賀が地元」「今住んでいる古賀で何かやりたい!」「古賀に移住してきたばかり」という方は、ぜひ最後までご覧ください!
こがのばトークについて
こがのばトークは、古賀のまちで活躍する魅力的な方々に出会える参加無料の交流イベントです。古賀市で食やアート、スポーツなどさまざまな分野で活躍されている方、もしくはこれからの活躍が期待されている方々が登壇し、事業内容や今後の展望などが語られます。
発表後は食事を交えての交流が楽しめ、イベント参加者は普段出会う機会の少ない「古賀市の魅力的なプレイヤー」と出会える無料トークイベントです!
- 運営者より「こがのばトーク」概要説明
- 登壇者によるプレゼン発表・質疑応答
- こがのば実験室の紹介
- 懇親会
運営者によるイベント概要説明
運営者 橋口さんより
みなさま、こがのばトークにご参加いただき、ありがとうございます。
このイベントは昨年から始まりました。「古賀には何もない」という声をよく耳にしますが、その考えを受け入れ続けると、本当に何もなくなってしまう危険性があります。そこで私たちは、この認識を変えたいと思いました。
実際、古賀には個人で活躍される方々が数多くいらっしゃいます。確かに大型商業施設はないかもしれません。しかし、素晴らしい才能を持ち、さまざまな活動をされている方々がたくさんいるのです。こがのばトークは、そういった方々の活躍を広く知っていただく場として設けられました。
本日お集まりいただいた皆様には、人とのつながりを通じて互いに刺激し合い、発展につなげていただければと思います。それぞれの活動内容を知り、「自分もやってみたい」「一緒に何かをしてみたい」という思いが生まれることを期待しています。
どうぞ、この貴重な機会を存分にお楽しみください。ありがとうございます。
登壇者による自己紹介とプレゼン
スポーツをテーマに開催した今回のこがのばトークでは、7名の登壇者によるプレゼンがありました。スポーツの楽しみ方や自己形成に役立つ情報まで、それぞれの競技やトレーニングで培ってきた方々の発表をまとめましたので、ご覧ください!
安部佑太さん
安部佑太さんは、趣味で水切りを楽しむ陶芸家です。水切りとは、平らな石を水面に投げ、できるだけ多く跳ねさせる遊びやスポーツです。水切り歴は1年3か月で、宇美川で練習を重ね、40~50回の跳ねるまでに上達されました。10月13日(日)に高知県の仁淀川で開催される第21回大会に出場する福岡メンバーを増やすために、今回登壇してくださいました。
水切り大会は年齢、性別、国籍を問わず参加でき、上位入賞者はポスターに掲載されます。多くの参加者がポスターに載ることを目標に参加しているそうです。
水切りの審査基準は以下の3つ。
- 石を投げるフォームの美しさ
- 飛距離
- 石が跳ねる回数
これらの総合評価で勝敗が決まります。また、水切りの技術を向上させるためのコツも教えていただきました。
- 自分の手に合った薄い石を選ぶ(指にひっかかる石が良いから)
- 石に回転をかける(回転率が高いほど跳ねる回数が増えるから)
- 着水角度は14°が理想的
- 水面にたたきつけるように投げる(遠くに飛ばせるから)
- 肘から出して、こまを回すように肘を引っ張る(石に回転がかかるから)
現在、福岡チームは3人所属されています。安部さんは箱崎の宇美川で練習し、3人の合同練習は八女でおこなわれています。童心に帰って楽しめるスポーツ「水切り」を安部さんと一緒に極めてみませんか?
田辺市長も水切りに興味津々でしたね!大会では、好成績が残せるように応援しています!
池田桜子さん
池田桜子さんは、古賀市で生まれ育ったダンスインストラクターです。5歳でダンスを始め、小学生の頃にはダンスを極めるためにavex artist academy福岡校に入学しました。育成生として優れた成果を収め、コンテストで優勝しただけでなく、アーティストのバックダンサーとしても活躍。また、高校2年生の夏休みには短期留学でニューヨークに渡り、ダンスを学ばれたそうです。
現在、池田さんは「avex dance master」「Honeys dance academy」「sunmusic」などのスタジオで、毎週ダンスを教えています。2019年6月には、自分の好きな音楽やジャンルで振り付けを教えたいという思いから、「Cherry dance school」を開校。古賀リーパスプラザやkogabollroomで3歳から大学生までの年齢別に分かれたダンスレッスンを運営しており、現在約60名の生徒が在籍しています。
池田さんは、Cherry dance schoolの生徒数を100名に増やすことを目指し、自身のスタジオ開設に向けて励んでいます。また、大人向けのヨガレッスン開講に向けて勉強中とのことです。SNSでの発信やイベントへの参加を通して、より多くの方にCherry dance schoolと古賀市の魅力を知っていただけるよう活動されています。
さまざまな場所でステージ発表されているのですね!楽しみながら夢に向かって進みましょう!
山崎巳子さん
山崎巳子さんは、解剖学に基づいた「美筋ヨガ」のインストラクターとして活動しています。元会社員の山崎さんは、2023年に美筋ヨガと出会い、養成講座を受講。試験に合格後、インストラクターとしての道を歩み始めました。
美筋ヨガは「ほぐす」「伸ばす」「鍛える」の3ステップで美しい筋肉を育てるアプローチを取り、体の不調改善に期待できるとされています。山崎さんは「体が変われば心が変わり、心が変われば人生がより豊かになる」という信念を持ち、自身の体験を通して美筋ヨガの効果を実感したそうです。
現在、山崎さんはプライベートレッスン、訪問レッスン、kogabollroomでのスタジオレッスンの3つの形態でレッスンをおこなっています。レッスンでは「自分のためのヨガをしよう」というテーマを掲げ、生徒たちに体と心の声に耳を傾ける大切さを伝えています。
美筋ヨガとの出会いは、人生観を大きく変えたと語る山崎さん。日常の当たり前に感謝できるようになり、子どもたちとの時間をより特別なものと感じられるようになったと話されました。
山崎さんの目標は、レッスン数を増やすだけでなく、5年後、10年後も美筋ヨガの魅力を伝え続けること。そして、多くの人々が自身と同様に、体の変化を通して心も変わり、幸せな時間を共有できることを願っていらっしゃいます。
美筋ヨガを通じて、体の本質、人生の本質、幸せの意味を考えるきっかけを提供する山崎さん。山崎さんのレッスンは単なる運動ではなく、人生をより豊かにする体験が得られそうです。
まずは、「ほぐす」「伸ばす」「鍛える」のステップでトレーニングしてみます!
宮本耕平さん
宮本耕平さんは、ミニバスケットボール教室「NEXUS」の代表コーチを務める傍ら、スポーツリズムトレーニング協会に所属し、革新的なトレーニング方法「リズムジャンプ」を指導しています。リズムジャンプは、「形とリズムが運動を構成する」という基本理論に基づき、リズムを活用して運動パフォーマンスを向上させる手法です。
宮本さんの指導方針は、個々の子どもたちの身体能力に合わせて、音楽とリズムを取り入れた楽しい運動体験を提供することです。「成功だけがすべてではない、失敗も大切な経験」という考えのもと、子どもたちが自信を持って挑戦できる環境づくりに力を入れています。
現在、宮本さんは出張トレーニングや親子リズム教室、小学生リズム教室など、活動の幅を広げています。リズムジャンプは3歳児からアスリートまで幅広い年齢層に適用可能で、個人の能力に合わせて難易度を調整できるため、参加者に達成感を味わってもらえるのが特徴です。
さらに、高齢者や障がい者向けの「リズムステップ」も提供しており、これは認知機能の低下予防や身体機能の維持に効果が期待されています。宮本さんの活動やイベント情報は、Instagramで随時公開されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
吉武さん(登壇者)とのコラボが実現しそうで、ワクワクしています!
伊藤春香さん
伊藤春香さんは大学卒業後、石川県の北國銀行に勤務し、実業団チームで活躍しました。2011年から2年間、ハンドボール日本代表として活動。現在は、福岡県社会人ハンドボールチームの監督を務めながら、ハンドボール講習会の講師としても活動しています。
2022年、伊藤さんの人生に大きな転機をもたらしたのは日本財団のHEROs ACADEMIAでした。このプログラムは、アスリートが自己を見つめ直し、競技以外の分野でも目標を持つことを目指しています。この経験を通じて、伊藤さんは自身の可能性を広げるさまざまな挑戦を始めました。
現在、伊藤さんはハンドボールに関連した活動だけでなく、子どもの非認知能力向上のレッスンや放課後デイサービスの児童指導員としても活躍しています。さらに、香港のジュニアハンドボールチームの日本遠征時には指導をおこなうなど、国際的な活動にも携わっています。
伊藤さんが特に力を入れているのは、「スポーツを通しての国際交流」と「非認知能力の向上」です。スポーツを通じて異文化理解を深め、広い世界を知ってほしい。そして、意欲や忍耐力、自信といった数値化できない能力をスポーツを通して育み、豊かな人格形成をしてほしい語りました。
今後の目標として、伊藤さんはこれまでの活動に加え、障がい者スポーツなど福祉分野への挑戦も視野に入れていらっしゃいます。「スポーツは単に結果や高みを目指すだけでなく、人間性を豊かにする手段である」と伝えていきたいそうです。
日本代表時代を振り返り、伊藤さんは高い志を持つ多くの人々と出会えたことを喜びとしつつ、常に結果を求められるプレッシャーの大きさについても語りました。しかし、そうした経験が今の自分を作り上げ、子育てなど人生のさまざまな局面で困難を乗り越える力になっていると感じていらっしゃいます。
スポーツを通じて得た経験と知識を、次世代の育成や社会貢献に生かしていきたいという伊藤さんの熱意が伝わってきたお話でした。
古賀市は多文化共生を掲げ、食品工業団地で働く、多国籍市民の方が多くいらっしゃいます。
日本の子どもたちと多国籍の子どもたちとのスポーツイベントがあっても面白いかもしれませんね!
岩谷美保子さん
岩谷美保子さんは古賀市生まれ育ちで、大学卒業後に東京のエステサロンで働いた経験をお持ちです。結婚を機に古賀市に戻り、子育てをしながらエニタイムフィットネスで事務職として勤務。自身もトレーニングを始めたことをきっかけに、パーソナルトレーナーへと転身しました。
現在、岩谷さんはフィットネスコンテストの選手として活躍しています。二人の子どもを育てながら、産後2年で初めての大会に挑戦。妊娠中に18キロ増加した体重に悩まされましたが、コンテスト出場を目指して減量に取り組み、見事成功を収めました。初出場のコンテストでは福岡大会3位・日本大会5位という素晴らしい成績を残し、翌年には日本大会で優勝。その後も好成績を重ね、現在は元俳優の金子賢さんが主宰する大会のプロ選手として活動しています。
岩谷さんの仕事は多岐にわたります。エニタイムフィットネスでパーソナルトレーナーとして活動する傍ら、コンテスト出場を目指す女性のポージング講師も務めています。さらに、オンラインサロン「みほトレ部」の運営とココナラでの食事指導もおこなっています。みほトレ部では、運動習慣をつけたい方を対象に、月5回30分のレッスンを開催。姿勢改善や美脚、美尻などのテーマ別トレーニングを提供しています。
岩谷さんのビジョンは、古賀市を「美マッチョが集まる活気あるまち」にすることです。性別や年齢を問わず、古賀市から多くのコンテスト選手を輩出したいと語りました。また、ピラティスとトレーニングを融合させたレッスンをおこなうサロンの開校も目指していらっしゃいます。
さらに大きな目標として、「健康的で美しくなりたい人が集える場所づくり」を掲げており、健康を意識した食事ができる飲食店、スタジオ、サロンが集約されたビル・テナントをつくりたいと夢見ています。
子育てをしながら複数の仕事をこなす岩谷さんの原動力は、子どもに「すごい」と思われたい、カッコいいママでいたい、そして仕事を通じて社会貢献を続けたいという思いだそうです。かつて太って落ち込んだ経験から、体が変わることで人生が楽しくなり、良い方向に変化すると実感。トレーニングを通じて前向きになれる人を増やすことで、地域や日本全体を変えていけるのではないかと話されました。
体が変われば心が変わるというのは、本当なのでしょうね。
夢実現、応援しています!
吉武文子さん
福間海岸の前に位置するstudio8+の運営者である吉武文子さんは、2004年からヨガを始め、ヨガ歴20年のベテランです。アーユルヴェーダや陰陽五行、フラワーレメディーなど、幅広い分野に興味を持ち、常に新しい知識を吸収する好奇心旺盛な性格の持ち主の吉武さん。
「より佳(よ)く、心地よく暮らす」を人生のモッ+ーとし、まるでおもちゃ箱をひっくり返すように、さまざまな体験や学びに挑戦し続けているそうです。命の危険を感じながらもガンジス川の源流へ向かう聖地巡礼ツアーに参加するなど、その探求心は冒険的な行動にも表れています。
吉武さんのスタジオでは、3つのヨガレッスンを提供しています。
- エアリアルヨガ…天井から吊るされたハンモックにぶら下がっておこなうヨガ
- アシュタンガヨガ…ラジオ体操のように決められた工程をおこなうヨガ
- リストラティブヨガ…体の緊張をほぐし、休息をもたらすヨガ
上記に加え、月に1〜2回ほど外部講師を招いてヨガレッスンやワークショップも開催しています。
2024年1月に開業したばかりのスタジオですが、地域に根差した運営をしていきたいと語る吉武さん。「なりたい自分になれる場所」「安心して人と関わり合える場所」「サードプレイス」としてのスタジオを目標に掲げ、来訪者一人ひとりが「等身大の自分を認められる場所」として発展させていきたいと意気込まれました。
吉武さんにとってヨガとは、自分と向き合うツールであり「自分が自分の一番の理解者になること」の大切さを伝える手段といいます。「ヨガを通して自分を認め、豊かになってほしい」と、スタジオ運営とヨガ指導に取り組まれているそうです。
元々は福岡市の大手ヨガスタジオでディレクターを務めていた吉武さんですが、独立の意思はありませんでした。しかし、旦那様が物件を見つけたことをきっかけに、独立への道を歩み始めました。旦那様が吉武さんを独立に導いた意図は、これまでの海外渡航費用の回収だったそうですが、結果的に吉武さん自身の潜在的な願望を実現させる機会となり、今では楽しく、生き生きと活動されているそうです。
スタジオづくりの秘話まで聞けて楽しかったです!
懇親会の様子
登壇者のプレゼンと、こがのば実験室の紹介が終わると、次は懇親会です。今回の食事は、こがのばトーク2024「食」のイベントで登壇いただいた、PRIVATE CHEF MITSUの宮本シェフに腕を振るっていただきました!
とてもおいしい食事を楽しみつつ、登壇者・参加者垣根なくお話しされていました。登壇者同士で情報交換する場面も見受けられ、イベントに参加された方々が有意義に過ごされていました!
▼イベントの様子が分かる動画はこちら
登壇者・参加者の感想(一部抜粋)
登壇者、参加者の方々から、今回のイベントに対する感想をいただいております。
登壇者より
- 普段関われない方たちのお話を聞けて勉強になりました!もっと頑張ります!
- スポーツにもさまざまなジャンルがありますが、今回登壇された皆様と横のつながりを持ち、古賀市を盛り上げたいと思います!
- すてきな時間をありがとうございました。良き出会いに感謝します。
参加者より
- 古賀でいろいろな思いを持って活動されているのを知れてよかったです!楽しい時間でした!
- 皆さんの活動が聞けて刺激を受けました!
健康で心豊かな市民がより増えるよう、活動していきましょう!
こがのば実験室の告知
こがのばトークの発展形『こがのば実験室』と呼ばれる、やってみたいことをチームで具現化するイベントを開催いたします!
定員は20名、全5回の講義・ワークをおこない、チームを作って活動するイベントです。やってみたいことがある方はもちろん、誰かの応援をしながら自分のやりたいことを見つけたい方は、ぜひご参加ください!
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