今回の記事ではテレワーク移住に福岡県古賀市を選ん理由というテーマをもとに、実際に神奈川県から福岡県古賀市に移住した、うねりさん(ニックネーム)にお話をうかがいました。
関東圏から自然豊かな古賀市に移住してきました。IT企業でリモートワークを中心に時々出張しながら働いています。妻&小さな子どもがいます。これから、自然の中での趣味に没頭したいと思っています。また色々な交流を持ちたいと思いますので、積極的に出かけます。
テレワーク移住のきっかけ
テレワーク移住をしようと思ったきっかけは?
関東の企業に勤務していて、テレワーク移住しようと思ったきっかけは、主に2つです。
- コロナ禍によりテレワークができるようになったこと
- 子どもが生まれて、夫婦二人だけでの子育ては大変の連続であること
世界的な変化と個人的な変化が重なって、テレワーク移住の気運がどんどん高まっていきました。
コロナ禍でテレワークが普及した
コロナ禍で企業がテレワークを推進していく流れとあいまって、勤務先もフルリモートが一般的になりました。
もともと平均年齢も30歳前後で、web会議、chatは一般的だったため企業や社員としても抵抗はなかったです。
核家族での子育ては大変の連続だった
テレワークが一般化してきた中で子どもが生まれました。
妻は子育てに専念し、夫は在宅勤務、さらに義母も最初だけ来てくれる、という状態であれば最初の数か月で軌道にのせ、それからは夫婦二人で多少は大変だろうが、案外余裕なのではと思っていました。
が、現実は非常に厳しかったです。
義母が帰ってからは、仕事と子育ての両立は厳しく、休日も休日ではなくなり、日々すり減っていく毎日でした。
核家族で子育てされる方、さらにはワンオペで子育てされる方などには、すごいという尊敬と、どうしてできているのという疑問が生まれました。
テレワーク移住に踏み出せた理由
テレワーク移住に踏み出せた理由は?
関東の企業勤務で、勤務実態としてテレワークをして、夫婦二人で初めての子育てをしている中でテレワーク移住に踏み出せた理由は3つです。
- 仕事を犠牲にしたくない。期待のパフォーマンスが出せていないという葛藤が消えない
- 実家近くに行けば、時々ヘルプがもらえて、心身ともに休める
- あと、金銭的にも補助がでそう
仕事のパフォーマンスを維持したい
家庭も仕事もバリバリやるつもりだったが、時間がたつにつれて家庭に対しても仕事に対しても自分が想定していたものとほど遠いことを実感し、どうしようかと日々悩んでいました。
まずは家庭フォーカスだと自分に言い聞かせていたものの、仕事で上手くいかないと家庭フォーカスもできていないことが多いと改めてわかり、どうにか仕事のパフォーマンスを維持したいと模索するようになりました。
両家の実家近くに引っ越ししたい
結局は休日もちゃんと休めていないことがパフォーマンスを出せない一番の要因だなと感じるようになって、休日の回復に充てる時間を捻出するためにどうしたらいいかと考えました。
コロナ禍ということもあり、育児や宅配サービスを利用してみましたが、あまり機能せず、結局は親に勝るものなしという結論に至りました。
とは言え、親も仕事があるし来てくれることも難しく、引っ越しするしかない状態でしたが、2つの壁がありました。
- 関東で仕事をしていて引っ越ししフルリモートが実現できるのか
- そして引っ越しするなら会社命令ではないから出費を工面できるのか
結果的に、引っ越ししフルリモートで働くことは、会社に相談し、今よりパフォーマンスが上がるのならと上司の理解があって実現しました。
これは会社に感謝でしかないです。
福岡は移住支援金が出る
残る一つは出費を最小限に抑えることでしたが、福岡には移住支援金というものがありました。
詳しくはこちら福岡県のHPを確認していただきたいのですが、要約すると、「①東京圏、名古屋圏、大阪圏に10年中のべ5年間在住していていてかつ直近1年以上在住していた者を対象として、②福岡県の移住支援金対象市町村に5年以上居住することを条件に、③特定の労働環境に身を置くものに、④移住支援金が出る。」というものです。
私自身の例をあげます。
①東京圏(埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県をいう)に10年中5年以上かつ直近も1年以上在住していて、(在学も含む)
②福岡県古賀市に5年以上居住する意思があり、
③会社の命令ではなく自主的にテレワークで業務をおこなうものに、
④家族の場合100万円+子ども一人につき30万円の支援金がでる(単身の場合60万円)
③については、就業や起業も含まれるので詳しくは福岡県のHPを確認ください。
テレワーク移住に古賀市を選んだ理由
移住支援金が出る市長村の中で、古賀市は新幹線(博多駅)と空港(福岡空港)が近く、また海があり、山があり、美味しいご飯があるとわかったから決めました。
移住支援金が出るかつ新幹線空港が近い所はどこだ
移住支援金がでるのは、令和4年5月13日現在で29市町村あります。
福岡県のHPには市町村名のみの記載だったため、位置関係をつかむためにGoogle Mapにしました。
仕事柄出張もあることから、空港と新幹線に近い市町村を候補にしました。
そうすると、ひとつ最も近い市があることがわかり、それについでさらに北側にもうひとつ市があることがわかりました。
一番近いのが粕屋町(福岡空港、博多駅に最も近い)。ついで古賀市(福岡空港、博多駅に2番目に近い)。
粕屋町と古賀市を比較する
粕屋町と古賀市の代表駅から新幹線の駅まで、空港の駅まで比較したところ、どちらも粕屋町の方が近いことがわかりました。
・粕屋町(長者原駅)から博多駅まで :約12分
・粕屋町(長者原駅)から福岡空港まで:約25分
・古賀市(古賀駅)から博多駅まで :約25分
・古賀市(古賀駅)から福岡空港まで :約35分
移動距離で考えると圧倒的に粕屋町に軍配が上がります。
ただ、そんなに頻繁に出張があるわけもなく、もっと街のことを知ったうえで決めようと思いました。
古賀マガジンと出会い、古賀の良さを知る
粕屋町と古賀市を比較する際に参考にしたのは、福岡県のHP。
具体的に各市町のことが記載されています。
ただ、もっとデータだけではなく、生の声が知りたいと古賀市を調べていた時に、「古賀マガジン」なるものを知りました。
関東在住していた時だったので、「古賀マガジン」で古賀市と古賀市周辺の様々な情報を知れたことは本当にありがたかったし、解像度がかなり上がりました。
遠い場所からローカルな情報を豊富に知ることができ、粕屋町より古賀市を調べる時間が増えましたね。
古賀市に惹かれていく
古賀マガジンを通して、古賀市に惹かれていきましたね。
・松原に隣接した綺麗な海がある。
・運動する場所も豊富。
・おいしいごはん屋が多そう。(古賀市だけではなく、周辺の市の美味しい情報がある。)
・子育てもしやすそう。
情報があるっていいなと思いましたし、ちゃんとまとまっているのもありがたかった。
あと温かみがあるなーと個人的に感じ、勝手に愛着持って見てました。
現地に赴いて、古賀市に決める
そしていよいよ2市町から1市に決めに現地へ、という流れですが、もうここまでの段階で古賀市に決定していました。
なので、加点要素や減点要素が無いかの確かめという意味合いで現地入りしました。
初の現地で感じたことを列挙すると以下の通りです。
加点要素
- 海が思ったよりも近い
- 山もある
- スーパーが多い
- 駅も近い
- 駅の駐輪場が無料
- 高速の乗り口が近い
- 視界が広い(ビルに圧迫されない)
減点要素
- 駅近は案外栄えていない
- 車社会(車を使う必要がない生活だったので、やっぱりかという感じでした。)
- 不動産屋さんは案外賃貸の案内してくれない
総じて、古賀市いい!となって移住を決めました。
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