初夏の風物詩の1つといえばホタル観賞ですよね。
皆さんは古賀市で「ほたるの住む里」という看板を見たことはありますか?
この看板!ここに書かれているように古賀市内数か所ではホタルが生息しており、ホタル観賞をすることができるんです。
古賀市では「ホタル祭」が開催されるなど市民団体の活動協力の元、ホタルを通して古賀市の美しい自然環境を守る活動がおこなわれています。
そんなホタルの住む古賀市で今年2022年6月に初めてホタル観賞を体験しました。その時の体験談を写真を使ってご紹介していきますね!
古賀市でホタルが観賞できるおすすめスポット
古賀市でホタル観賞ができるおすすめスポットとしてご紹介するのは、古賀市を流れ玄界灘に注ぐ二級河川の大根川(だいこんがわ)流域で古賀市薦野(こもの)です。
※駐車場はありません。近隣の方のご迷惑にならないようご配慮下さい。
※道幅が狭く、車の往来も多いため安全には十分に配慮してご観賞下さい。
古賀市で有名なホタル観賞スポットといえば「薬王寺エリア」や「古賀グリーンパーク」を思い浮かべる方も多いと思います。
今回、古賀市出身の友人にホタル観賞スポットを教えてもらい「大根川(だいこんがわ)流域」へホタルを観に行ってみることにしました。
もしかすると、古賀市薦野(大根川)はホタル観賞の穴場スポットかもしれません!
それでは、古賀市薦野での「ホタル観賞体験レポート」を実際にホタルが見えた時間帯や注意事項など詳しく解説していくので、最後まで読み逃しのないようにしてくださいね!
古賀市薦野の大根川でのホタル観賞を体験レポート
着いてすぐに複数のホタルが飛び交う姿をしっかりと確認できました!
しかし、カメラでのホタル撮影は今回うまくいかず。(ごめんなさい)
ホタルが目の前を四方八方へと舞う感動をしっかりとお届けできないのが大変悔やまれますが
実際に目で見た体感では20〜30匹のホタルが舞っており、一緒に行った家族やその場に居合わせた数人でホタルの放つ光の美しさを分かち合うほどでした!
- 観賞日時:2022年6月10日(20時10分頃)
- 観賞日の天気:曇り(翌日は雨)
※21時頃、再度同じ場所でホタルを観たところ偶然かもしれませんが、体感としては上記時間帯(20時10分頃)の時の半分以下のホタルしかいませんでした。
今回見たホタルの種類が気になり『古賀市ほたるの会』の方に確認したところ、古賀市薦野の橋の上で見えるのは「ゲンジボタル」で、2秒間隔で光るのが特徴だと教えて頂きました。
メインでホタルを観賞した場所はここです。(ホタルを実際に観賞した時は水辺に草が生い茂っていました。)
橋の上は道幅が狭く、車の往来も頻繁にあるため安全には十分に気を付けて観賞して下さい。
橋のすぐ横には小道があります。橋の上でホタル観賞をする人が多い場合は橋の上と小道に分散してホタル観賞することをおすすめします。
川の水に目を向けると、綺麗に透き通っています。地域の方がホタルの住む川を大切にされていることが伝わってきますね。
今回、大根川沿いを移動し全部で4ヵ所ほど足を止めてホタルを探しましたが、最も多くのホタルが舞っていたのはご紹介した古賀市薦野の橋の上でした。
同じ大根川の上流にある清滝では、川の上を飛ぶ「ゲンジボタル」とその反対にある山側には土ボタルの「ヒメボタル」をみることができると古賀市ほたるの会の方から教えていただきました。
それでは次にホタル観賞のベストタイミングはいつなのか?をご紹介します。
ホタル観賞の時期や時間帯は?ホタルってどんな生き物?
夜になればホタルが見られると思い、日が暮れた頃にホタル観賞へと出かけたものの全然見えなかった…そんな経験をされた方も少なくないと思います。
また、せっかくホタルを観賞するなら「ホタルってどんな生き物なの?」「なぜ光るの?」そんなホタルの豆知識を知っていればホタル観賞もより楽しくなりますよね。
そこでホタル観賞ができる時期や時間帯をまとめました。
さらに、ホタルに関する”何気ない疑問”を豆知識としてまとめたのでご家族やカップルでのホタル観賞時にクイズを出し合うなど楽しいホタル観賞にお役立て下さい!
ホタル観賞の時期と時間帯
例年、福岡県では5月下旬〜6月中旬が見頃と言われています。
ホタルが観賞できる時間帯は3つあると言われており、以下の時間帯です。
- 20時~21時
- 23時~24時
- 26時~27時
雨の気配を感じる蒸し暑い日にはホタルが活動的になるので、ホタルが夜空に無数の淡い光を放つ光景を見られるチャンスかもしれません。
ホタルの種類
世界には2900種類、そのうち日本では54種類、古賀市では4種類のホタルが確認されています。古賀市で生息が確認されているホタルは次の4種類です。
- ゲンジボタル
- ヘイケボタル
- ヒメボタル
- オオマドボタル
ホタルのオスとメスの違い
オスとメスを見分けるには、お腹の発光器を見るそうです。
日本でよく見るゲンジボタルとヘイケボタルで言えばどちらもオスよりメスの方が体が大きく、お腹に発光器が2つあるのがオスで、 発光器が1つしかないのがメスなんだとか。
また、水辺を 飛び回っているホタルのほとんどがオスで、メスは葉や茎にとまって飛びまわるオスの発光に応えているそうです。
すべてのホタルが光るの?
ホタルは種類により発光するホタルとそうではないホタルがいます。皆さんが目にする機会が多い発光するホタルは、ゲンシボタルやヘイケボタルです。
ゲンジボタルは1分間に約30回、ヘイケボタルは120回発光しホタルの種類によって光の色や光り方、光る回数は異なるんだとか。
ちなみに、古賀市を流れる大根川の上流にある清滝では土ボタルの「ヒメボタル」が生息していますが、ヒメボタルは0.5秒ごとに発光するので1分間に120回発光します。
ホタルは何を食べるの?
ホタルは成虫になると水しか飲まず、餌は食べません。水を飲むと言っても草の葉についた草露をわずかに飲む程度なんです。
一方、ホタルの幼虫は餌を食べます。中でもゲンジボタルの幼虫が「カワニナ」という巻き貝を食べることは有名ですね。カワニナは比較的綺麗な水域に生息しており、生息条件としてはゲンジボタルとほぼ一致しているんだとか。
もう1種類ご紹介すると、ヘイケボタルの幼虫は貝類をはじめ水生昆虫の幼虫、おたまじゃくしやミミズなどゲンジボタルの幼虫に比べると多くの生き物を餌として食べているそうです。
ホタルの種類によって食べるものが違うのには驚きですね。
ホタル観賞マナー
ホタルを観賞するときに気を付けるべきマナーは大きく3つあります。
ホタルの保護はもちろん、近隣にお住まいの方への配慮を欠かさずマナーを守って楽しくホタルを観賞しましょう!
①光をあてない
ホタルは求愛行動や仲間を見分けるために発光します。光に反応するため余計な光を浴びることは発光するホタルにとってはストレスになるので次のような行為は絶対にしないで下さい。
- 懐中電灯の光で照らす
- スマートフォンのライトを点ける
- フラッシュを使ったカメラ撮影
- 車のヘッドライト・ハザードランプ点ける
②ホタルを捕獲しない
ホタルは指でつかむと弱ったり、死んでしまったりします。絶対にホタルを採らないでください。
またホタルの一生は短く、成虫になってからの寿命は約2週間です。
来年もホタル観賞が楽しめるようにその場で見て楽しむようにしましょう!
③大声を出さない
ホタルは音に敏感で大きな声や音に驚いてしまいます。
また夜間の騒音は近隣の方へのご迷惑にもなります。
そっと静かに観賞するよう心がけましょう!
まとめ
古賀市でホタル観賞ができるおすすめスポット大根川流域の古賀市薦野はいかがでしたか?
ホタルが住んでいるのは、きれいな水や緑など環境が整っている証しです。
マナーをしっかりと守り、ほたるの住む里「古賀市」でホタルを観ながら癒しのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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