古賀市農家佐々木さん

循環型社会の実現を目指す一風変わった農家、佐々木さんを突撃インタビュー【From Tomato】

  • 2019年6月6日
  • 2019年9月14日
  • 農業
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みなさん、福岡県古賀市で循環型社会の実現を目指す一風変わった農家の佐々木さんをご存知ですか?

先日の交流会でお会いしたのがきっかけで、佐々木さんのビニールハウスへお邪魔してきました。

佐々木さんは、ビニールハウスや農業に関わる設備をすべて手作りされているんです。

すごすぎる・・・

今回は、佐々木さんへの突撃インタビューの模様をお送りいたします!

トマトの栽培をされているので、個人のお客様はもちろん、イタリア料理店、ピザ屋さん、パスタ屋さんなど飲食関係の方はぜひチェックしてみてください。

佐々木さんのビニールハウスを上から見るとこんな感じ。

古賀市農家佐々木さん

佐々木さんの経歴とプロフィール

福岡県古賀市トマト農家

古賀市の農家佐々木さん

 

古賀マガジン
編集長
まずはじめに、佐々木さんの経歴とプロフィールを教えてください。
  • 福岡県古賀市出身
  • 34才(2019年現在)
  • 古賀北中学校を卒業
  • 久留米大学附設高校を卒業
  • 大阪大学工学部を卒業
  • 大阪大学工学研究科船舶海洋工学コース修了
  • 新日鉄エンジニアリング(現日鉄エンジニアリング)に入社

6年間、工事監督として製鉄プラント建設工事に従事していました。

その後、プロジェクトマネージャーとしてインド、中国の製鉄プラント建設プロジェクトに3年間従事。

バイオマスを有効活用する仕組みを次の世代へ残したいと考え、バイオマスの農業への活用を目指し、2018年2月From Tomatoを創業し、独立。

現在は古賀市新原にて新規就農しトマトを栽培しています。

循環型社会の実現を目指す一風変わった農家を目指したきっかけ

古賀市農業

古賀マガジン
編集長
循環型社会の実現を目指す一風変わった農家を目指したきっかけを教えてください。

インドや中国といった海外のインフラ工事に携わる中で、逆に、もっと日本にダイレクトに貢献できる仕事をしたいと考えるようになりました。

そんな折、子供が生まれ、我が子やその孫が生きる世の中に関心を持つようになり、未来の日本のために今自分にできることをやろうと決意しました。

日本は消費するエネルギーの9割以上を海外からの輸入に頼っており、そのほとんどが化石燃料です。

いつかは無くなるエネルギーに頼るのではなく、自国で自給したエネルギーで生活できる世の中が理想です。

そこで未来の世の中のために再生可能エネルギー関連事業をやろうと考えました。

その中で、私は現在あまり活用されていないバイオマスに目を向け、このエネルギーを有効活用することを目指すことにしました。

バイオマスとは木や竹、とうもろこしやサトウキビといった生物由来のエネルギーのことです。

このバイオマス、資源としては各地に存在するのですがそれらを収集、運搬、利用することに多大な労力が必要となるため 、未利用のまま放置されていることがほとんどです。

そこで私は、各地に存在するバイオマスをその場で低コストで利用するためにはどうすればよいか考え、思いついたのが農業用ビニールハウスでの利用です。

冬季、ビニールハウスで夏野菜を栽培するためには暖房が必要です。

そのエネルギーとしてバイオマスを利用するのです。

しかし、どんなに素晴らしいアイデアでも、使ってもらわないと意味がありません。

実績のないバイオマスでの暖房を、農業経験のない私が開発したところで農家の方が使ってくれないことは目に見えていました。

そこで、私自身が農家になり、バイオマスエネルギーを用いた農業の実績を作ろうと考え農家になりました。

すべての設備が手作り。大変だったことは?

農家古賀市

古賀マガジン
編集長
ビニールハウスや農業に関わる設備すべてが手作りだとお聞きしましたが、制作作業の中で大変だったことはなんですか?

ビニールハウスの建設です。

例えば、柱を建てるにしても全部で135箇所穴を掘って、一本一本高さを測って設置しなければいけないですし、屋根も全部で84個、地上でつくって持ち上げなければなりません。

しかも、休日に友人や家族が手伝ってくれはしましたが、作業のほとんどを一人で行わなければなりません。

一方で、農業なのでこの日に苗を植えなければいけないというタイムリミットがあるため、雨の日も風の日も灼熱の日も計画通りにコツコツと作業を進める必要があります。

これを真夏におこなっていたので、それはもうしんどかったです(笑)

トマトはどんな人におすすめ?

古賀市トマト農家

古賀マガジン
編集長
トマトを購入してほしいお客様や企業様などあれば教えてください。

フルーツトマトの生産を目指しているため、甘いトマトが好きだというお客様に特に食べていただきたいです。

また、トマトらしい味が苦手という人にも食べていただきたいです。

一方、調理用トマトと呼ばれる、加熱調理用のトマトも栽培しているため、例えばイタリア料理屋、ピザ屋、パスタ屋で是非使って頂きたいです。

古賀にはピエトロさんの工場もあるので、そういった企業様とも一度お話できればと考えています。

洋食以外でも例えば、焼き鳥屋で調理用トマトの串焼きにも使えると思いますので、飲食店の方全般に一度サンプルを食べてもらいたいと考えています。

トマトを購入したい場合は?

古賀マガジン
編集長
個人のお客様がトマトを購入したい場合の購入ルートはどんな感じですか?

現在は主に古賀市のコスモス広場で販売しています。

将来的には直売所を農地に併設したいと考えています。

コスモス広場はここです。

未利用バイオマスの施設栽培への有効活用とは

古賀市農業バイオマス

古賀マガジン
編集長
未利用バイオマスの施設栽培への有効活用とは具体的にどういったことでしょうか?

冬季の暖房として利用したいと考えています。

具体的には、竹や木材の端材を窯に入れて着火し、吹き込む空気をギリギリまでしぼってゆっくりと炭にしていき、その際に発生する熱でお湯を沸かし、そのお湯をハウス内に設置したパイプを通すことで植物を温めます。

燃やすのではなく、炭にすることで、反応がゆっくりと進み燃料を長持ちさせることができるので、限りある資源を有効活用できると考えています。

古賀について

古賀トマト

古賀マガジン
編集長
古賀のまちに思い入れとかってありますか?

例えて言うならば、魚のサケのような感じですかね。

古賀から世界まで出ていって成長し、子育て、そして起業するというタイミングでまた古賀に帰ってきました。

次の世代を育て、次の世代のために何かを残そうと考えた時、色々と選択肢はある中で自然と自分が育った場所を選んだという感覚です。

サケが汚い川には帰ってこないのと同じように、子供たちがいつか帰ってきたいと思えるような街づくりに私も貢献したいと思っています。

佐々木さんの今後の展望

古賀マガジン
編集長
さいごに、佐々木さんの今後の展望を教えてください!

まずは「環境負荷の小さい美味しいトマト」を武器に、エネルギー問題を解決しながら利益も上げることができる企業にFrom Tomatoを育てあげたいと考えています。

その後、古賀から九州、そして全国へとビジネスのフィールドを広げ、バイオマスを有効活用する仕組みを世の中に広めていきたいと考えています。

おわりに

佐々木さん、突撃インタビューだったにも関わらず、丁寧に対応していただきありがとうございました。

実際に手作りされたビニールハウスを訪問してみると、驚きの連続でした。

こんなものまで手作り??といった感じです。

さいごに、ちかくの山道や竹林を案内してもらいながらいろいろとお話しました。

古賀市の竹林

僕は佐々木さんと同世代。

ITと農業、戦う分野は違うけど、お互い切磋琢磨してこれからの時代を生き抜いていきたいなーなんて思ったり。

夢はでっかく。

以上、『循環型社会の実現を目指す一風変わった農家、佐々木さんを突撃インタビュー』でした!

今回の記事で、

  • 佐々木さんと会ってみたい!
  • トマトについてもっと知りたい!
  • 自分も農業を始めてみたい!

なんて思った方は、お問い合わせページやInstagramなどで、お気軽にご連絡くださいね。

お問い合わせ

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